クセナキスの革新的な作曲法について書きたいけれど、
残念ながら僕にはまだよく分かっていないところが多い。 でも、クセナキスを知らない人にも、彼の"すごさ"を少しでも知ってもらいたいので、 間違いがあるかもしれないけど、ちょっと書いてみよう。 例えば、衝撃のデビュー曲「メタスタシス」。(1955年初演) ギリシャ語で、"行き詰まり状態の後に"という名のこの曲は、 群衆の動きを分布図にしたものから作られていて、 旋律や和音を結びつける伝統的なやりかたではなく、 音楽をひとつの"音の塊"としてとらえ、その分布や密度を計算して曲にしたもの。 (作曲は、五線譜ではなく方眼紙の上で行われた!) 「これはもはや旋律ではなく空間だったのです。」 おもしろそうでしょ。 曲を初めて聴いたときには衝撃を受けるでしょ。 その後、コンピュータを使った確率論的手法で作曲したり、 コンピュータと連結している大きなボードに様々な線や絵を書き込むと それが音楽に変換される「UPIC」を開発し、作曲に励んだりと、 とにかくおもしろいことをたくさんした人なんです。 つづく... (まだ書きたいことが全然書けてない)
by smpinkd
| 2006-01-18 23:19
| 音楽
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