パスカルの『パンセ』より
人を有益にたしなめ、その人にまちがっていることを示してやるには、彼がその物事をどの方面から眺めているかに注意しなければならない。なぜなら、それは通常、その方面からは真なのであるから。そしてそれが真であることを彼に認めてやり、そのかわり、それがそこからは誤っている他の方面から見せてやるのだ。彼はそれで満足する。なぜなら彼は、自分がまちがっていたのではなく、ただすべての方面を見るのを怠っていたのだということを悟るからである。ところで人は、全部は見ないということについては腹を立てないが、まちがったとは思いたがらないものである。これはおそらく、人間というものは、あらゆるものを見ることなどできないのが自然で、また自分が眺めている方面についてならば、まちがいえないのが自然であるということに由来するのであろう。感覚の知覚というものは、常に真であるから。 秋田さんの"おばけ煙突"の話を聞きながら、パスカルの言葉を思い出した。 (「Whiteboard」は、秋田さんの『パンセ』なものかもしれない) @@@@ あのセミナーは、内容がとても濃かったので、まだ自分の中で消化しきれていない。 少しづつ書いていきますゆえ。
by smpinkd
| 2005-12-14 00:04
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