寝る前に音楽を聴くことは、僕にとってある種の儀式みたいなものだ。
最近は、エリック・サティのピアノ曲「絵に描いたような子供らしさ」を聴いている。 この曲は、4分くらいしかないのだが、 a) 一日への小さなプレリュード b) 子守唄 c) 大きな階段のマーチ と3部構成になっていて、僕は特に b) 子守唄 が好きで、 その儚くシンプルに漂うピアノの響きに陶酔しっぱなしだ。 この b)子守唄 は、auの携帯電話PENCKのCMにも使われているそうだが、 何回かこのCMを見ているけど、全然気が付かなかった。 それくらい環境音的な「家具の音楽」なのかもしれない。 (作曲は1913年なので「家具の音楽」の時代区分ではないのですが) PENCKのサウンドデザインは、きっとサティの音楽を参考にしたのだろう。 @@@@ 寝る前に聴いていた曲で思い深いのが、パブロ・カザルスの「鳥の歌」だ。 そのころの僕はこの曲を聴き、ひとすじの涙を流し、眠りについていた。 この曲以上に深い音楽を、僕はまだ聴いたことがない。
by smpinkd
| 2005-03-14 22:06
| 音楽
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